電池交換洗浄無しコース/BGT3001/3753 電波ソーラー
2015.5.20お預かりのBGT3001/3753 電波ソーラー電池交換メンテナンスで
ご依頼ですが。電波時計はむやみにムーブメント取り出しは行いたくない。
8本届いたうちの1本。
それにベゼル・カバー外しさえが厄介そうな構造。
遊び革の状態もチェックします。
ベルトを外さないと裏蓋が開けられない構造ですから外します。
ところがベルトを外す為には、ベゼル・カバーも外す必要がある構造。
ベルトは引っかけてあるのみ。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーがムーブメントを覆っております。
これがムーブメントですが。
ここで初めて「ソーラーだったのだ!」と気がついた。
このキャパシタ電池「CTL」は持ち合わせてりません。
電池だけでも何千円もしますから、工賃など乗せようも無いので扱う気持ちはありません。
電池交換する所が同じ考えなので、流通しませんから卸屋さんも
都度、取り寄せらしく何週間も待つ。
だから余計に売れないという悪循環なキャパシタ電池。
「お断り」と思ったのですが、お客様がメーカーへ送ると7〜8.000円くらいになりますから。過去に何度かキャパシタでは無い普通のリチュウム電池(つまり充電はしない電池)を入れた事が何度かあります。
もちろん充電しませんから普通に2・3年で切れるとは思いますが。
2・3年ごとに「リチュウムの電池交換のみ2.100円コース」なら
高い電池交換でも無いでしょう。
ただ「当社指定以外の電池は使用しないで」と書いてあり。
こういう事に拘る方には無理な話でありますが。
キャパシタ電池ですが裏側から端子が出ている構造でも無いですから
普通のリチュウム電池でも対応が出来ます。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
ベゼル・カバーは洗浄。
時間を合わせて電池交換完了です。「リチュウムの電池交換のみ2.100円コース」です。
この時間合わせが厄介でしたが「カシオ取説ダウンロード」からどうぞ。