電池交換洗浄無しコース/DAKOTA ANGRA
2014.6.4お預かりのDAKOTA ANGRA電池交換です。
メガネケースで到着。これまたジャストサイズ。
カラビナ構造の時計です。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
LEDライトは点灯しますから時計用の電池のみ交換します。
この時計は数えられないくらい電池交換しましたが最強の固さ。錆び付いているならまだしも、殆ど未使用に近い状態ですから。余程パッキンの食いつきがキツイのかパッキンがありません。
ケース側にパッキンが残った状態ですが、これは良く有る事です。
ライト用の電池の下に時計用ムーブメントと電池が見えます。電池交換は簡単でしたが問題は「裏蓋閉め」。というのも裏蓋にパッキンを装着するとケースサイズより大きく。パッキンが邪魔で裏蓋が食いつかない。
パッキンを外して、裏蓋を乗せて左右に動かしてみればパッキンの厚み分も動かない。
ということは裏蓋かパッキンが膨張したか。ケースが収縮したか。
道理で開けるときに食いつき過ぎて固かった訳ですが、さてどうする。
構造的に普通の黒いゴムパッキンでは代用が利かず。
プラスチック・パッキンにペーパーを掛けて厚みを削っていくしかありません。
削り過ぎると防水機能に影響が出ますから少しずつ。このくらい閉まればプレス器で押さえ込めば入りそうな感じですが。手先のセンサーが「それ以上、プレス器を回せば何らかの不具合が発生する事を察知しており」。再度、研磨していきます。
20分の作業になりましたが、何とか閉まりました。時間を合わせて電池交換完了です。