電池交換洗浄無しコース/G-SHOCK DW8200/1294

2014.5.13お預かりのG-SHOCK DW8200/1294電池交換です。
「到着までに経緯があった受付」ですが無事に作業が出来るか返却か?

3本届いたうちの1本。

一部、ベゼル・カバーが残っておりますが。これが厄介、残していると言う事は大事ですという事か?これだけでも返却する理由になります。また裏蓋の裏側もチェックしますがスペーサーがへばりついており、正しく装着されていない証拠。
また裏蓋は指で回りますから、ご自身で開けられてます。これは厄介な作業になるのは覚悟するしかないでしょう。

これがムーブメントで。

電池格納部をチェクします。

デジタルですから浸水が無い限り、古くても表示はするでしょう。表示して分かるのは文字盤の枠と表示が傾いており、ムーブメント取り出しされて。正しく戻していない。

液晶とガラスの隙間が左右で違います。これの修整は手間が掛かります。修整といっても完全には戻りません。苦労して作業して後から「隙間があると言う事はムーブメントが正しく戻せていない」とクレームになります。その辺りが親切心が仇になるところですが。

おまけにプッシュボタンが2つ不動。作業のためにはベゼル・カバーは取り外したいですがネジが固着して動きません。回したら折れるでしょうが許容範囲かどうか分かりません。

反対側はプッシュでストロークしますが。

こちら不動。

これが取り出した液晶&ムーブメント。

ベゼル・カバーのネジはサビで固着しておりますから外せず、そのまま作業するしかありません。

プッシュボタンを外します。

もう一つ。

プッシュボタンの洗浄は完了。当然ケースも洗浄する必要がありますがプッシュボタンを外して洗浄する必要があり洗浄液が入りますから対処してからの洗浄なので手間が倍になります。

洗浄することで加水分解が起こり、ベゼル・カバーは外れました。

ケース側にはプッシュボタンが固着の錆びた痕跡。

この程度までは削り落とします。

ケースの内側もチェックしますがホコリだらけ。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。

ELライト点灯確認。

時間を合わせて電池交換完了です。結果的には電池交換出来ましたが
「プッシュボタンを抜いた時に軸が折れる(修復は不可)」可能性は大です。
一か八かの無責任な作業ですから褒められたものではありません。
またつや消し仕様ですから「洗浄コース」になりましたが「洗浄無し」のもう一つと出来映えは同じで綺麗になった感じはありません。

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