腕時計メンテナンスの修理工具/ラバーオープナー
こちらスクリューバック用のオープナーでも”ラバーオープナー”。
拡大しますとこの様な感じですが持つところと、裏蓋に当たる所がゴムです。こちらが裏蓋に当てる部分で100円玉くらいの直径です。
もちろん、この様にスクリューバックの裏蓋に押し当ててゴムの摩擦を利用して開ける工具です。この程度のスクリューバックで固く閉まっていない裏蓋は開きますが。
この様に裏蓋の彫りが深い物。凹凸がある物はゴムの摩擦が少なくなりますから、まずこの工具のみでは開きません。どちらかというと、これのみで開けるのではなく。
こういった普通のオープナーで固く食い付いた感じを緩めてから(工具を90°ほど回してから)このラバー工具で開けるのに使用します。
普通は金属のオープナーで緩めてからは、ピンセットの先でスクリューバックの裏蓋を送りますが錆やホコリがあると滑りにくいですから固い。それをピンセットで送ろうとすればピンセット先が傷みます。また固いといって金属のオープナーを何度も当て直して裏蓋が完全に開くまで回そうとするとオープナーの爪と裏蓋を何度も当て直しますからキズが付きやすくなります。そんな時に、このラバーオープナーが便利な訳です。
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