腕時計メンテナンスの修理工具/金トコ
「カナトコ」と呼んでいますが正確かどうか分かりません。28×28×60mmの金属の塊で重さ350gあります。金属部分を叩いて修正するときに下が木製品やプラスチックでは反動がありますから叩いても弾かれます。こういったラグ部のピンを打ち込む時などにも金トコを下に敷けば作業が楽になります。
雑貨ウォッチでは新品のピンでも上手く入らない物が多いので、この様に金属のシッカリした金トコを引いて一気に打ち込みます。またピンセットの先端を曲げてしまった場合です。これをペンチで修正しようとすればイビツな形状になりやすいです。
その場合ピンセットの先端を金トコにのせて、この角度から。この様に徐々に先端を浮かせながら叩いて行きます。
もちろん腕時計ハンマーでです。ハイ、修正完了。