腕時計のメンテナンス/ATTESA-5710

さて、このアテッサですが外見は綺麗です。

写真撮影に針を回せよ!と思われても当然ですが理由があります。

チタンケースの10気圧です。10気圧を頭に入れて使用されていますからハードになる訳です。普通は時計店では断られるでしょう。

カーブサファイアガラスが綺麗。

針を回さない理由ですが。竜頭が動かないのです。ねじ込み竜頭か?と思った程です。

兎に角はバックルを外します。

”はめ込みタイプ”で10気圧。

これがキャリバー。

裏蓋周辺が汚れています。この程度の汚れは普通ですから竜頭が動かないのが不思議?

先ずは開ける前にこの程度まではブラッシングと綿棒で掃除して綺麗にします。安い電池交換所などはこんな事はしません。

外はいくら綺麗に拭いても、裏蓋を開けるとこの通り。普通はこのまま電池のみ交換で裏蓋を閉められてしまいます。

裏蓋の裏側。これもパッキンを外して掃除します。

ケース内側から見た感じでは竜芯にダメージはありません。

全く動かない状態でしたから、ここまで引き出すのに5分を要します。

竜頭を抜いて見るとやはり竜頭裏側がビッシリホコリで固まってます。

ムーブメントを取り出して。

ケースの竜頭パイプも凄い状態。

先ずは裏蓋とケースの接点を掃除。

次に竜頭パイプも掃除します。

ここも掃除して。

竜頭の裏側も拭きます。これは鋭利な工具で汚れをえぐり出します。そして竜頭パッキンにグリースを注して戻します。

これで竜頭の2段引きが可能になりました。ここまでやっても私の店では1.000円ですからね。もっとも急ぐ方はここまで出来ないですが。(v_v)
かといって「時計店で急ぎませんから」と言ってやって貰える作業ではありません。
また「やって下さい」と言えば別途料金は掛かるでしょう。
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