Dolce18K腕時計のメンテナンス
ここではドルチェ18金腕時計のメンテナンスの実践例を紹介いたします。
裏蓋はまだシールが貼ったままです。そろそろ剥がしておかないと後々剥がすのに大変になります。
剥がすと糊が残ってしまいますね。本来はリムーバーなどで拭き取りますが今回はバフ掛けします。
裏蓋を開けるとケースと裏蓋の接点が完全に汚れています。
当然裏蓋側も。
ケースの掃除には先ず、竜頭を抜きます。
するとムーブメントと文字盤が一緒に出てきます。
革ベルトが付いていたラグ部は、よろ汚れが激しいです。バフ掛けはしますが先ずはこれもリムーバーやエタノールで拭き取ります。
ケースは汚れは少ないですが使用中にどうしても小キズが付きます。
これにAmorを塗ってバフ掛けします。バフ掛けするとこの様に全体が真っ黒になります。もちろん指も。かといって微妙な作業だけに手袋をはめてでは感覚が鈍りますから素手で作業します。ガラスにはご覧の様にバフの繊維クズが付きます。これは拭き取っただけでは必ずケース内部に残りますから超音波洗浄機で洗います。
するとこの様にピッカピカ。
ケース裏側もバフ掛けしました。
もちろんラグ部も。
そして裏蓋も。
これで革ベルトも交換すれば新品になりますね。
メンテナンス作業例TOPに戻る。