腕時計のメンテナンス/ハイブリッドH357-517B

先ずは爪楊枝にリムーバーを付けてえぐります。

爪楊枝ではこの程度まで。

こちら竜頭側、これも鋭利な工具で削ります。

この程度が限界。

このくらいまで削っておきます。

ケースラグ部も。これでもかなり削りました。
このまま「バフ掛け」して「超音波洗浄機」にチャポン!

待ってる間に、パッキンを外して裏蓋の掃除とパッキン塗布

ハイ、綺麗になりました。

竜頭も洗浄機で洗ってもこれが限界。

これでも洗浄機で洗った後です。

裏側はかなり綺麗になりましたね。

竜頭側も。

如何にパッキンが効いているかと言う事ですね。

先ほどのマジックの印と竜頭位置を合わせて、戻します。

ボタンにグリスを塗ってから、ケースに戻してリングを差し込みます。このリングの着脱は難しいです。

ムーブメントを戻してやっと電池交換の作業に掛かれます。

出てきた電池は927SW。このH357は”927W"ですが、液漏れもなく問題なし。

ハイ、表示確認。プッシュボタンを押してボタンの確認。

時間表示に切り替わりました。

アラームの確認も。ちゃんと鳴りました。

ストップウォッチの動作確認と。

 

リセット確認もOK!
これで完了です。

このH357のデジタル時間合わせはコツが要ります。何たってデジタルを竜頭で合わせますが早送りが暴走します。”行き過ぎたら戻せばいいのでは?”

ところがどっこい!戻すと。
”カレンダー修正表示に切り替わってしまいます。”
よって24時間進めて30分くらい前で止めて1分づつコマ送り。
その30分前で止めるのが”至難の業!”

これは私などよりも所有者の方が慣れているでしょう!

私はこの状態の電池交換でも1.000円でやりますが、これをメーカーに送れば

この部分だけ活かしてケース交換になりますから「12.000円」くらいになります。それが本来は「正しい電池交換」ですが。

こちらの電池交換の様子は「ハイブリッドH357-517B」でどうぞ。

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