腕時計のメンテナンス作業例/CREDOR/7771-5030(2)
竜頭パイプはやはり竜頭を抜かないと掃除が出来ません。
こういったひつこい汚れはムーブメントを取り出してこそ出来ます。
ケース内側まではダメージ無し。
これも綿棒にたっぷりリムーバーを染み込ませて拭きます。
かなり力が要りますが、このくらいには簡単です。
こういった所は凹凸がありませんから力だけで落ちます。これだけの汚れ方でも拭き取ればこの状態になると言う事はクレドールのメッキが如何に丁寧かを物語っています。
これがセイコーでも2・3万円の腕時計ならおそらくメッキ部分も錆びたり剥がれたりしています。
竜頭パイプ周りは爪楊枝にリムーバーで掃除します。
パイプ内部は歯間ブラシでゴシゴシ。
そしてこういった段差も爪楊枝&リムーバーですか。
爪楊枝の後はピンセットなどで更に細かく掃除します。
そしてガラスとケースの隙間も。
見る見る削り出されて来ます。
この程度までは綺麗になります。
でも小キズは取れません。
こうやって見ると良く分かりますね。これはバフ掛けするしか無いでしょう。
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